英語コミュニケーション講座・その4

自己紹介のノウハウ


自己紹介は、大切なプレゼンテーションの一つです。

その時の心がけは、
“I am an open-minded and easy to talk to”
(私はオープンで話しやすい人間だ)
という印象を相手にもってもらうようにすることです。

姿勢は開放的でオープンな姿勢、そして笑みがあってしっかりとしたアイコンタクトをもって相手に接します。
オープンポスチャー、すなわち腕を組んだり、うつむきになったりするのではなく、堂々と自然体で相手に正面から対面するようにします。

必要なら、両手を広げて、出会ったよろこびを示し、相手に意図を伝えるようにしましょう。まずは、前回に解説したやり方で自分の名前を紹介し、

次に自分の仕事を紹介します。

I am responsible for international sales.
(私は海外への営業活動に携わっています)
I am in charge of sales division.
(私は営業部を統括しています)

responsible といえば、その業務に携わっていること、in charge といえば、その業務全体を責任者として統括していることを意味します。

さて、ここで特に気をつけなければならないことについてお話しします。
それは、日本人特有のメンタリティについてです。

日本人は自分の英語があまりうまくなく、相手に迷惑をかけているのではと思い、ついついそのことについて触れて、相手に対して申し訳ないと表明します。
しかし、欧米では、英語が下手で申し訳ないと謝る必要はまったくありません。
相手はあなたの英語を聞きにきたのではなく、あなたと仕事をしに、あなたの仕事上の情報を聞きにきたのです。

そう、英語が下手だと謝ることは、日本人にとっては相手に気をつかった美徳だと思われますが、欧米の人からはあなたの弱さ、あるいは自信のなさの表れだと誤解されます。

特に、プレゼンテーションや公での質疑応答などの場面でのこうした日本的なアプローチは、あなたの力量そのものへの疑いとなってしまいかねません。
自分に自信をもって、堂々と対応するスタンスを常に持ち続けましょう。

自己紹介の場合、自分について語り、同じ程度の情報を相手からとることも大切です。
例えば、

My name is Hiroshi Takada. I am responsible for direct marketing. Just call me Hiro please.
(私の名前は田中宏。私は DM を担当しています。ヒロと読んでください。)

といえば、自動的に相手からも名前と持ち場について語ってくれるはずです。

そのときのことさら相手のプライバシーにかかわる質問をすることはタブーです。むしろ自然な会話からお互いに情報を共有しながら、人間関係を広げて行きましょう。

例えば、

How was your weekend?
(週末はどうでしたか)
It was good. Thank you. I went to amusement park with my kids.
(よかったですよ。ありがとう。子供と遊園地に行きました)
I see. Well I have also two kids. They are always asking me to play by using their toys.
(そうですか。私にも二人子供がいてね。いつもおもちゃであそぼうよとせがむんです)

などといったような会話から次第に相手の背景についての情報を得てゆきます。
人には様々なライフスタイルがあり、考え方や趣向も違います。
そうしたプライバシーにいきなり入り込むのではなく、いわゆる釣りをするように、少しずつ相手との距離感を縮めてゆくのです。

例えば、出張などで相手のオフィスに立ち寄ったとき、多くの場合、その人のデスクの周りに家族の写真などが飾られています。
その写真を見ながら、家族についての会話をすれば、意図的に相手のプライバシーを探っていることにはなりません。

Is this your daughter?
(これはお嬢さんですか?)
などといって、相手が既にオープンにしている情報から会話をはじめるのです。

人はだれでも、自分に興味をもってくれる人に対して好感を持ちます。ですから、まずは差し障りのないところからそうした興味を示してゆくのです。

オフィスに家族の写真があって、その背景がどこかの国立公園であったとします。

その場合、その写真を題材にして、
Where was that picture taken, on vacation?
(これはどこで撮った写真ですか。バケーションのときのものですか)
How long were you there?
(どれくらいそこに滞在したのですか)
などと問いかけ、さらにその国立公園について質問をしたりすることもおすすめです。

相手との会話においては、相手にただ質問をするだけではマナー違反です。
写真をみたりして相手と自分との共通項が見つかれば、自分からも進んで情報を開示しましょう。

例えば、子供の写真を前にして、あなたのほうから、
“My son/daughter is eight years old. How old are your kids?”
(私の息子/娘は8歳です。お子さんはおいくつですか?)
などと切り出します。

初対面のときにいきなり本人の年齢をきくことはタブーですが、子供のことであれば、共通した情報を交換して和やかな雰囲気を造ることができるのです。

それではまた4日後に。

See you !!

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