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Let me tell you about my country… 日本を紹介するコツをつかもう

海外の人に日本をどう紹介するか。
これは結構大きなテーマですね。
でも、考えてみれば、日本だけが特別なわけでもなく、島国ではあるものの、他の国と同様に、独特な文化や歴史があるわけですから、「日本ならではの!」などと意気込まず、肩をはらずに、挑んでもらいたいものです。

自分の国を紹介するときに、まず大切なことは、目の前にいる外国の人への好奇心をちゃんと表明することです。プライバシーにはいりこむのではなく、相手の国の文化や社会への敬意と興味を持つことは、日本を紹介するときに、相手とうまくコミュニケーションできるだけではなく、日本の文化背景を語る上でも有効なのです。

どうしてでしょうか。
まず、何と言っても、そうすることによって海外の人は心を開いてくれるはずです。誰も自らの国の文化への敬意を感じ嫌に思う人はいないはずです。
次にいえることは、相手の文化について聞くことから、日本人が、その外国人の背景と日本とを比較して、日本のことを解説することができることがあげられます。

Where are you from?
From Bangkok.
How is the weather in your country? It must be hot like here.
Yes. It is very hot and lot of rain in September.
I see. Like Tsuyu?
Tsuyu? What is it?
It is the name of Japanese rainy season from middle of June to the end of July.
It is hot in Tsuyu?
Yes. It is hot and humid.

こうした会話は双方向の情報交換によってはじめてうまれる日本紹介です。

要は、常に日本の自慢や日本だけ特別扱いした解説ではなく、相手との目線を合わせて好奇心を交換する形で話し合えばいいのです。
また、相手の国の状況への多少の知識を事前に知っておくこともおすすめです。

Kanto region is the almost same size of greater Los Angeles area.

などといえば、相手にとってもわかりやすく、こちらの情報を伝えることができるのです。

日本人はとかく、自分のことをちゃんと説明しなければと意識しすぎたり、他と比較して日本は特殊なのでと思ったりしがちです。
それは、かえって相手を阻害することになり、なぜ日本人は自分だけが特別だと思うんだろうということになってしまいます。

そうではなく、日本も世界の中の一つの国というカジュアルな意識を持つことが極めて大切です。

Shinto (神道)… What is it?
という質問があったとします。

その時には、
Well, Shinto is Japanese native religion and places of worship are called Jinja or Shinto shrines. Do you have your own religion in your country?

などと、インタラクティブに対応するのです。そうすれば、より深く情報交換ができ、日本のことも抵抗感なく伝わるわけです。

Let me tell you about my country and my hometown!
といって、フレンドリーに日本を紹介していきましょう。

それではまた。

See you!

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