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英語コミュニケーション講座・その2

本題に入る前のスモールトークのコツ

英語でのコミュニケーションのノウハウについて、二回目です。

今日は、カジュアルなコミュニーエションスタイルについて考えてみます。
フォーマルな物言いや文章が要求される、法的な文章などといった例外をのぞいて、英語でのコミュニケーションは日々カジュアルになってきています。

よくメールを書くときでも、文章なのに、そんなにカジュアルな書き方で失礼ではないんですかと心配する人がいます。
しかし、既にコンタクトしている相手の場合は、カジュアルな方がむしろ適切なのです。

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英語コミュニケーション講座・その1

初対面の挨拶

みなさん。今年から、英語でのコミュにケーションのノウハウを連載します。

英語で仕事をする人、英語を使って何かをしたい人、皆に知ってもらいたいこと。

それは、英語を勉強する時に、まず発音よりも、スペルよりも、文法よりもコミュニケーションのノウハウを知ってほしいのです。それなしには、どんなに英語を話せても、相手とうまく交流はできません。逆に、それさえあれば、多少英語に問題があっても相手としっかりと仕事もでき、旅行などでも自分の意思を伝えることができるのです。

この連載を読んでいただければ、自然に英語で相手と話をすることのノウハウが身に付きます。

それでははじめましょう。

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英語コミュニケーション講座・目次

「英語コミュニケーション講座」目次

コミュニケーションとは、表情、ジェスチャー、そして言葉遣いのコツなどを駆使して、相手との信頼関係を構築し、意思疎通をすることを意味します。英語の発音よりも、スペルよりも、文法よりもコミュニケーションのノウハウが重要。それなしには、どんなに英語を話せても、相手とうまく交流はできません。

  1. 初対面の挨拶
  2. 本題に入る前のスモールトークのコツ
  3. 初対面で良い印象を与えるためのノウハウ
  4. 自己紹介のノウハウ
  5. 飲み物のオファー: 遠慮は日本の風習
  6. 相手の英語をしっかり理解するためにすべきこと
  7. 話の腰を折って質問してもよい
  8. 日本人が誤解しやすい、欧米人との会話のやり方の違い
  9. ビジネス上の会話はテニスの玉の打ち合い
  10. 文化背景の違いによる落とし穴
  11. 世界で働くための5つのステップ
  12. 起承転結の論理展開では通じない
  13. 起承転結の結からプレゼンテーションをはじめる
  14. 結論の後の reason (理由) の述べ方
  15. 理由の後の example (事例) の述べ方
  16. ベネフィットを強調する
  17. プレゼンテーションの後に各論を語り合うときのリスク
  18. 自らを売り込むことに躊躇するな
  19. 積極的な参加は意見表明から
  20. 質疑応答への対処の仕方
  21. Why をおそれるな。
  22. カウンター・アーギュメントのすすめ
  23. フィードバックの必要性
  24. フィードバックのスキル(2): クレームのつけ方
  25. フィードバックのスキル(3): ビジネス上でのフィードバック
  26. フィードバックのスキル(4): フィードバックは対等な立場でじっくりと
  27. フィードバックのスキル(5): ポジティブな雰囲気作りに取り組もう
  28. フィードバックのスキル(6): テーマを絞って、そして自主性を尊重して【最終回】

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『異文化摩擦を解消する英語ビジネスコミュニケーション術』山久瀬洋二異文化摩擦を解消する
英語ビジネスコミュニケーション術

山久瀬洋二、アンセル・シンプソン (共著)
IBCパブリッシング刊

*山久瀬洋二の「英語コミュニケーション講座」の原稿は本書からまとめています。文法や発音よりも大切な、相手の心をつかむコミュニケーション法を伝授! アメリカ人のこころを動かす殺し文句32付き!

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クリスマス・カード、それともホリディ・カード??

前回の MAN の考察に続いて、お話ししたいのが、年末の休日のこと。
日本では、基本的にお正月を中心に、皆が一週間前後休みをとりますね。

欧米では、クリスマスに連休をとって、そのあとお正月は1日のみが休みです。
アメリカでは、11月の感謝祭で4連休をとる人がほとんどで、その後年末まで、クリスマス商戦になだれ込みます。クリスマスは、その中心となる休日で、多くのアメリカ人は感謝祭と同じく数日間の連休を楽しむのです。

一方、この時期、旧約聖書の世界では、ハヌカーの行事があり、これは今でも世界中のユダヤ教徒によって祝われています。
これは、紀元前165年の12月に、エルサレムを支配していたセレウコス朝から、ユダヤ教徒がエルサレムの神殿を奪還したことにちなんだお祭りです。
セレウコス朝は、あのアレクサンダー大王が東はインドまで拡大していった領土の一部を継承し、シリアからペルシャ一帯を支配した王朝でした。その王朝の衰退期におきた、ユダヤ人への迫害に対して決起したことを祝ったのが、ハヌカーの祭りです。しかし、その後しばらくしてこの地域はローマ帝国の一部となり、以後ユダヤ系の人々は祖国を失うことになったのです。

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「MAN」についての考察

アメリカの独立宣言に、All men are created equal (全ての人は平等である) という一文があります。

この言葉は、その後のアメリカの全ての法律や、道徳律の中心となる考え方として、アメリカだけではなく、世界中に影響を与えてきた一文です。

でも、ここに記されている「men」とは、独立宣言が書かれた18世紀後半の常識によるものでした。つまり、「成年男子で資産をもつヨーロッパ系の白人」が「men」であり、もちろん黒人奴隷は平等の対象外でした。

その後、200年以上かけて、「men」についての解釈がかわり、今では「平等」は全ての人に対して与えられた権利となったわけです。

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