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初対面で良い印象を与えるためのノウハウ

さて、第三回目です。
前回、初対面でのノウハウについて書く予定で、初回のときにその予告をしましたね。
ちょっと順番がくるってしまいましたが、今回、その初対面でのノウハウについて語ってみます。

第一印象はとても大切です。
ある心理学者はいいました。人は出会って30秒以内、長くても3分以内にその人への固定概念をもってしまうと。

では、欧米の人と最初に出会ったとき、相手に良い印象を与えるために、まず心がけないと悪いことは何でしょうか。

前章で既に解説した、
固い握手で、相手を歓迎し、友好的な笑みを浮かべて対応することを心がけましょう。
ちなみに、握手の握力はテニスボールをぐっと握るぐらいの感覚が最適です。

そして、相手の目をしっかりと見つめて自己紹介です。
‘Hi! My name is Toshi.’
(やあ、トシといいます)
あるいは
‘Hello! My name is Toshi!’
(こんにちは、トシといいます)

といって。

もし、相手と以前からメールや電話で連絡を取り合っていた場合は、
‘Hi, Finally we meet!!’
(やっと出会ったね)
というと相手との距離がぐっと縮まります。

ここで、相手の目をみて話しをすること、すなわち会話のときのアイコンタクトについて説明します。
日本人はアイコント、すなわち視線が弱いとよく言われます。実際、日本人は伝統的に強い視線を嫌います。
例えばアメリカでは、人と話をしているとき、視線が弱いとそれは「自信のない人、あるいは何か隠している人」といったネガティブなイメージを与えることになります。

しっかりと相手の目を見つめて話すことは、相手に対する信頼、友情のあらわれです。初対面のときなどは特に注意して、相手の視線を受け、しっかりと相手に視線をおくるようにしたいものです。

それでも相手の目をしっかりと見つめるのはねという人もいるでしょう。いい方法があります。相手の眉間のあたりを見つめていれば、相手は自分をちゃんと見ながら話をしていると思うでしょう。

以上のことを知った上で、はじめて会う人とは、次のように会話は展開します。

Hi! My name is Hiro.
(やあ、私はヒロといいます)
Hello, I’m Carl.
(こんみちは。カールです)
Nice to meet you!
(よろしく)
Nice to meet you (too).
(こちらこそ、よろしく)

ここで注意しておきたいことが一つあります。
もしあなたが今までその人と話しをしたり、メール交換などをしたりしたことがなく、その人と初めて出会う場合、相手が名乗る前に、いきなり “Nice to meet you”“Nice to see you” と言わないようにしましょう。

相手が名乗る前にそういうことは、不適切で、不自然です。
“Nice to meet you”“Nice to see you” は、面と向かって話したことはないものの、相手をある程度認識してはじめて使う言葉です。
従って、相手が名乗って、そして自らも名乗ったあとで、はじめてこうした表現で挨拶をすることができるのです。

さらに、Nice to meet you. といえば、初対面。Nice to see you. といえば以前出会ったことのある人との再会のときというように、それぞれ使い分けて使用します。

従って、何度も出会っている友人に Nice to meet you. といえば不自然です。この場合、Nice to meet you again. といえばいいのです。

また、初対面の人に対して、はじめましてというときに、How do you do? というべきだと中学校などで習った人もいるかもしれません。これはちょっと堅苦しく、あたかも本の受け売りか、昔の西部劇から引用したかのような印象を与えてしまいます。
簡単に Hi. といって会話をはじめるほうが、カジュアルでリラックスした印象を与えます。

次回は、自己紹介のノウハウについて語ります。

ではまた4日後に

See you!!

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