タグ別アーカイブ: マララ・ユサフザイ

海外ニュースの英語と文化背景・時事解説

マララの語る「教育」を日本が見詰めるとき

【海外ニュース】

The Nobel Peace Prize was awarded Friday to India’s Kailash Satyarthi and Pakistan’s Malala Yousafzai for their struggles against the suppression of children and for young people’s rights, including the right to education.
(CNNより)

金曜日に、子供や若者が教育を受ける権利、そして人権への抑圧と闘ってきた、インドのカイラシュ・サティヤルティと、パキスタンのマララ・ユサフザイにノーベル平和賞が授与された

【ニュース解説】

先週末、このニュースの直後、マララ・ユサフザイさんが受賞にあたって行ったスピーチをききました。
彼女が子供、特にイスラム圏の女性が教育を受ける権利の獲得を目指す活動の中で、一度は凶弾に倒れたことは周知の事実です。
マララのすごさは、その発信力ではないかと思います。彼女は、国連や CNN でのインタビューなど、あらゆる場で高校生とは思えない堂々としたスピーチを行い、多くの人を感動させてきました。

今回のスピーチをきいた時、私はそんなマララの持つ「教養」とは何か考えさせられたのです。
彼女は、そのスピーチで、彼女と共にノーベル平和賞を受賞したインドのサティヤルティ氏のことを取り上げます。
サティヤルティ氏は、児童労働の撲滅を訴え続けてきた活動家です。
彼女は、パキスタンとインドとがともすれば政治的に対立し、時には紛争にまで発展している事実を踏まえ、パキスタン人の自分と、インド人のサティヤルティ氏とが共に受賞したことの意義を語り、両国の指導者に、これをよい機会として、平和に向けた交流をしてほしいと語ります。

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少女誘拐 イスラムの混沌に目を向けて

【海外ニュース】

‘Bring Back Our Girls’
(New York Times より)

少女達を返して

【ニュース解説】

半月前に、ナイジェリアでおきた、276人に及ぶ少女が誘拐された事件は、その後犯行声明をだした Boko Haram というイスラム教原理主義者が、彼女らを奴隷として売り飛ばすと発表したことで、世界中に衝撃を与えます。

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マララ・ユサフザイさんのスピーチに接して

【海外ニュース】

Malala Yousafzai, the Pakistani girl who was shot in the head by the Taliban in 2012 for demanding education for girls, gave a speech at the United Nations on her 16th birthday on Friday, where she spoke about the importance of education.
(INBN News より)

マララ・ユサフザイ、2012年に女性が教育を受ける権利を求めたことでタリバンに頭部を銃撃されたあのパキスタンの少女が、16日金曜日に国連でスピーチ。教育の重要性を訴える

【ニュース解説】

このニュースが発表されたのは既に3ヶ月以上前のことです。
しかし、最近再びマララさんの活動が世界の注目を集めています。
Malala Yousafzai, who survived an assassination attempt by the Taliban, has met the Queen at Buckingham Palace.(タリバンに暗殺されかけ、生還したマララ・ユサフザイが、バッキンガム宮殿で女王と面会)
10月18日のBBCはこのように報道し、女王と語るマララさんの様子を紹介。
そして、その前に彼女は、CNN でニュースショウのホスト役を勤めるクリスティアーナ・アマンポールのインタビューを受けたのです。
このインタビューで、差別なき教育の機会を子供に与えてと訴えてきた彼女が、堂々と落ち着いた姿で、暴力に屈せずに闘い続けると語る様子が、再び世界にリリースされると、大きな反響を呼び起こしたのでした。
そこで、彼女は自らを傷つけたタリバンにも、暴力を憎んで個人を憎まない姿勢をみせたことも印象的でした。

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