タグ別アーカイブ: 日本の英語教育

日本人の英語力

「世界の心の交差点で」〜コミュニケーションと誤解の背景〜

一つを求める文化と、多様な答えを認める文化

〜日本の英語教育を見詰めながら〜

「あなたはこの問いにどう答えますか?」

あるアメリカ人の友人が私に問いかける。

「駅で会いましょうと英語でいうとき、See you at the station. というべきか、See you in the station. というべきか、それとも See you by the station. が正しいのか。どう思いますか?」

私は最初彼の問いかけの意味がわかりませんでした。
いろいろと思いを巡らしはしたものの、結局、

「そりゃ See you at the station. じゃないの」

と怪訝そうに答えます。
すると彼はニコリとして、

「いえね。この3つどれも正しいのではないのかな」

確かに、我々は昔英語のテストでよくこの手の問題に悩まされました。「正しい前置詞を選べ」という中学や高校でのおきまりのテストで。
でも確かに、「駅で会いましょう」というとき、駅の前なのか、駅の建物の中なのか、あるいは駅のすぐ横なのかで様々な答えが考えられます。

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英語が下手ですみません

その一言が!乗り越えよう異文化摩擦

エグゼクティブ・コーチング (シリーズ半ばの一休み、そしてぼやき)

このところのニュースをみていると、日本人のコミュニケーションのやり方の中に、海外では絶対にうまくいかないだろうなという致命的なミスが見て隠れする。
「ああ、またやってるよ。やれやれ」と思うのだが、当の本人はちゃんと英語を使っていると思い込んでいるから始末に悪い。特に高学歴でプライド高き人々に、この問題を本気で理解してもらいたい。
英語がどんなに上手くても、実はコミュニケーションの方法を誤れば、相手はそのメッセージを英語が上手い分だけ誤解して受け取ってしまう。
逆に英語に多少課題はあっても、相手の思考方法や文化背景にマッチしたコミュニケーションを行えば、その方がはるかに相手との交渉も相手へのスピーチもうまくいく。

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日本の英語教育へのメッセージ

英語については、私は、あまりにも細かいことにこだわり過ぎ、もっと大切な、相手とコミュニケーションをし、世界とやりとりをしてゆくというスタンスを忘れた英語教育一般に疑問を持っています。
TOEICで高得点をとるための英語。受験のための英語。または発音や一つのメソッドに固執し過ぎた英語のための英語などが流布していて、英語コミュニケーション能力そのものの開発が、おろそかになっているようです。

残念ながら、企業のトップや政府高官も、ちゃんとしたコーチングやインタビューの受け答えのノウハウを習得せずに、ただ英語が喋れるということと、高学歴のプライドが邪魔するのか、外部のコンサルティングやコーチングへの関心をもたないままに、国際的な場に出席して、大きなミスをしている事例がたくさん見受けられます。
日本と世界とを使い分ける技術や、相手の心に自らの思いを浸透させるためのノウハウをもっと研修してゆく必要があるのです。

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