タグ別アーカイブ: 英語プレゼン

その一言が!乗り越えよう異文化摩擦

エグゼクティブ・コーチング(24): 日本を紹介するノウハウについて(その1)

日本の「お国自慢」のリスクと落とし穴

日本のことを、海外の人にいかに説明するかということは、我々にとって永遠のテーマです。
我々の殆どは、生まれてこのかた日本の文化や日本人の習慣につかって生きてきました。そう、我々の殆どは、日本という漬け物の桶に漬かってきたのです。

だから、海外の人が日本のことをどのように感じ、理解しているかを我々が客観的に感じること自体がなかなか難しいのです。

まず注意したいことは、海外の人に日本を語るとき、日本を余り特別視して語らないことです。
日本人が日本文化を誇りに思うことは悪いことではありません。でも、それをことさら強調すると、間接的に相手の文化への否定と思われることがあることを意識しておきましょう。
「どうだ日本はすごいだろう。お前の国にはないだろう。こんなことは」と相手にとられないように、話をすることが大切なのです。
常に、日本は世界の中の一つの国というスタンスで、自らを敢えて日本の外におくぐらいの意識で解説する方が、相手の心にもよく浸透します。

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「世界の心の交差点で」〜コミュニケーションと誤解の背景〜

あれ、どうなったのとせつかれても

ある海外の顧客から共同プロジェクトの提案をもらった人が、私のところに相談にきました。

「デンマークの人なんですよ。優秀なんでしょうね。なんでもヨーロッパの会社で企画を担当していたときにヘッドハントされて、アメリカにやってきたらしいんです。でも、その人、とてもうるさいんです。毎週のように提案したことはどうなったって催促です。この共同プロジェクト、内容は面白いんですが、そんなに簡単には決められませんよ。決裁のプロセスというものがあるわけですから」

「そりゃそうですね。でもそのデンマークの人は、あなたが言った一言一言に過敏に反応して、詳しい説明を求めてくる」

「その通り、どうしてわかるんですか」

「いえね。北欧系の人は、より言葉の内容を詳細に理解しようとする傾向があるんですよ。オブラートに包んだような曖昧さを大切にする日本人とは正反対なんです。だから、わからないことはどんどん聞いてくるし、明解にしようとするんです。これに閉口している日本人は結構いますね」

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「世界の心の交差点で」〜コミュニケーションと誤解の背景〜

価値は様々、評価も様々。世界でおこる逆転現象

「いえね。私はできるだけ相手との人間関係を大切にしたいんです」

それは、ある日本人が、相手とのビジネス上の摩擦を回避しようと私に相談にきたときのことでした。

「だから、なんとか穏便に済ませたい。あなたから口添え願えませんか」

彼は、交渉中のアメリカ人の相手が自分の真意を誤解しているのではないかと疑っていました。

「どうも、相手のメールのレスポンスのテンポが遅いんです。こちらから提案をしたのですが、既に3日待たされていて。おそらく、前回の相手の提案にこちらが難色を示したことで、相手は熱意を失ったのではないかと気になるんです。こちらとしては、彼の提案にあったスケジュール感は余りにも早急なので、ただ調整したかっただけなのですが」

海外との交渉。特にメールなどでの打ち合わせは、それでなくても慣れない英語を使わなければならず、苦労するものです。
彼は、慣れない英語での返信が相手に誤解を与え、相手は交渉への熱意を失ったのではと気にしているのです。

「確かに私は彼のことを知っています。でも、ここで私が間に立つのはよいことではありませんよ」

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「世界の心の交差点で」〜コミュニケーションと誤解の背景〜

日本人の「謝る癖」に一言

先週、ある大手企業の事業部長と話をしました。
その人、来週からアメリカに出張だそうで、そこで新製品についてのプレゼンテーションをしなければならないんです。
そこでこんなやりとりがありました。

部長
「日本人が謝るくせがありすぎて、国際社会で誤解を与えるっていうけど、スピーチをするとき、本当に英語が下手なことをまずお詫びしてから話をはじめなくていいんですかね」

彼は、英語の指導を受けたとき、コーチからこのようにいわれたことが、すっきりと飲み込めません。

この質問に私は次のように答えました。

「全く必要なしって言い切っても過言ではないですよ」

そこから私とのやりとりがはじまります。

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その一言が!乗り越えよう異文化摩擦

エグゼクティブ・コーチング(21): 何か会話をしようと思っても、相手がどんどん喋ってきて、その対応におわれてそれで全てが終わってしまうことがよくあります。

何か会話をしようと思っても、相手がどんどん喋ってきて、その対応におわれてそれで全てが終わってしまうことがよくあります。どのようにすればいいのでしょうか。

英語を話していて、最も困るのは、相手がどんどん喋ってきて、それについていけないばかりか、どのように自分の意見を言えばいいのか、タイミングもノウハウもわからなくなってしまうことではないでしょうか。
こうした事態になったとき、どのように対処すればいいのでしょうか。

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