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話の腰を折って質問してもよい

前回は、あなたの英語力が充分ではなく、相手の言っていることがわからないときの対応の仕方について解説しました。

そこで解説したポイントは、欧米の常識では、話していることを理解するのは聞き手の責任なのだということなのです。

日本では、話し手に聞き手を説得し、自らの論旨をちゃんと伝える責任があると思われています。しかし、欧米では必ずしもそうではないのです。

ですから、わからないときは、相手の話の途中でもどんどん割り込んでチェックしたり、質問したりしていいということになるのです。

この前提を踏まえた上で、今度はあなたが話し手になったときのことを考えましょう。
つまり、あなたが英語で何かを喋ったとき、相手がもしあなたの言っていることがわからないとき、相手はあなたの話の腰を折ってでも、確認のために割り込んでくることが考えられるのです。

時には、話に割り込んできた上に、自分の意見や話題をどんどん喋りだし、会話の方向がまったく違う方向にいってしまうことも、多いに考えられます。

話し手は、そんなときに、自らの言いたいことを意識しながら、会話をしっかりとコントロールしてゆかなければなりません。
相手がどんどん話に割り込んでくることは、決して失礼なことでも、あなたを見下しているためでもないのです。聞き手の当然の権利として、チェックをいれ、時には自分の意見を述べたりしているだけのです。

この心理のトリックを理解するだけでも、英語でのコミュニケーションがぐっと楽になるのです。

次回は、この課題をさらに掘り下げましょう。

ではまた4日後に。

See you!

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