カテゴリー別アーカイブ: 英語で一言

より良いコミュニケーションのための英語表現

「英語で一言」シリーズ

自分の意思を明快に伝えられない日本人の苦しみとは!?

I can’t help you!
この一言が、今でも私の心に響いています。
といっても、これはちょっと恥ずかしいようなユーモラスな、同時に深刻な話です。

インドのムンバイでのことです。
その日、前日食べたものが悪かったのか、朝になって食あたりの症状に悩まされたのです。

しかもその日は休日でもあり、アメリカから来た仕事仲間で友人の夫婦とムンバイの街を観光する予定でした。
彼らとは朝9時にホテルのロビーでの待ち合わせでした。

そこで、彼らと出会ったときに、「実はお腹の調子が悪いんだよ」と英語で症状を訴えました。そのときに友人が発した一言が、I can’t help you!「僕は何もできないよ」でした。
一瞬、「なんだよ。思いやりのない」と思った私ですが、その後でやれやれと自省したのです。私は体調が悪いためか、アメリカ人との英語でのコミュニケーションの基本を忘れていたのです。
日本では、「お腹の調子が悪いんです」といえば、「大丈夫ですか?無理をなさらないで」とか、「それは大変だ。ゆっくり休んでください。お医者さんを呼びましょうか?」などといった答えが返ってくるはずです。

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「英語で一言」シリーズ

英語の決まり文句、Here is a deal. という一言

この一言は、相手と話し合いをした末に、「こうしよう」と解決策を表明するときのきっかけとなる言葉です。

つまり、compromise をしようともちかけるときの表現です。
ところで、この compromise という言葉。辞書をひけば、「妥協」という意味で訳されています。
そして、「妥協」という言葉は「肯定的」な意味の言葉ですか、それとも否定的な意味の言葉ですかときけば、多くの人が否定的な言葉と捉えます。

日本では、「妥協」という言葉は、妥協の産物という言葉に象徴されるように、何か自分の意思や信念に反して利益のために相手に歩み寄るといったイメージがこの言葉の中に含まれます。また、政治家が政治的利害のために歩み寄るというイメージもあるはずです。

では、compromise はどうでしょう。
アメリカ人はほとんど誰もが、これを積極的で肯定的な言葉と捉えます。
その理由は、お互いの違いを認めながら、そこからより高い解決方法を見つけることを意味していると思うからです。

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「英語で一言」シリーズ

Let me tell you about my country… 日本を紹介するコツをつかもう

海外の人に日本をどう紹介するか。
これは結構大きなテーマですね。
でも、考えてみれば、日本だけが特別なわけでもなく、島国ではあるものの、他の国と同様に、独特な文化や歴史があるわけですから、「日本ならではの!」などと意気込まず、肩をはらずに、挑んでもらいたいものです。

自分の国を紹介するときに、まず大切なことは、目の前にいる外国の人への好奇心をちゃんと表明することです。プライバシーにはいりこむのではなく、相手の国の文化や社会への敬意と興味を持つことは、日本を紹介するときに、相手とうまくコミュニケーションできるだけではなく、日本の文化背景を語る上でも有効なのです。

どうしてでしょうか。
まず、何と言っても、そうすることによって海外の人は心を開いてくれるはずです。誰も自らの国の文化への敬意を感じ嫌に思う人はいないはずです。
次にいえることは、相手の文化について聞くことから、日本人が、その外国人の背景と日本とを比較して、日本のことを解説することができることがあげられます。

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「宗教」山久瀬洋二・画
「英語で一言」シリーズ

We are with you…. 熊本、大分へのお見舞いを英語で

“We are watching the situation closely, thinking of you and praying that everyone will be okay”
(我々は、状況をつぶさに見つめています。みなさんのことを考え、早く困難から抜け出せるよう、祈っています)

熊本、大分での地震。これを読んでいらっしゃる方の中に、ご本人やご家族が被災されている方はいらっしゃらないでしょうか。被災された方には、心からお見舞い申し上げます。

今日は、こうした場合、英語でどのように相手にお見舞いの気持ちを伝えたらよいのかについてお話ししましょう。

見出しの文章は、そうした時の典型的な表現です。
さらに、似たような言い回しに、

We are thinking of you in these very difficult times.

という表現があります。“Difficult times” つまり人生における辛い時、「あなたは決して一人ではない。みんなが心配しているよ」というメッセージを送るわけです。

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「英語で一言」シリーズ

What can I say… 発話は単純で短いフレーズから

中学校の英語ができれば、会話は成り立つといわれても、結局喋るフレーズがでてこないために立ち往生する人が多くいるようです。
これを改善するには、会話の節目節目で必要とされるキーフレーズ。それも中学校2年生程度の英語力で発話できるキーフレーズをピックアップして覚えましょう。

一例を言います。
相手が自分の意見を言ったとします。
それに対して、あなたは何かコメントしなければなりません。

その場合、まず相手に対して自分が理解したことを伝える必要があります。
I see. (なるほど)というたった二つの単純な単語を組み合わせで、それを伝えます。
次に、自分の意見をいう前に、考えなければなりません。
「なんていえばいいかな。」とまず相手にいうには、What can I say… と疑問文ですが、あたかも普通の文章のように語ります。

ですから、相手の意見に対して、すぐに agree か disagree かを長文で語る必要はないのです。ちょっとカッコよく well(そうだなあ)という単語をいれ、I see. Well. What can I say…. ということからはじめたりします。

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