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曖昧な表現を好む日本人は Maybe が大好き

日本人が英語の中で最もよく使う表現はと、海外の人に聞くと、共通してでてくるのが Maybe。
打ち合わせのあとなどで別れるとき、これからどこにいくのと聞けば、多くの人が、Maybe I will visit my client near Tokyo station. といっています。次にどこにいくかはっきりしていても。

または、Will you go to the US next month?
ときかれたとき、多くの人が
Maybe no.
などと答えているのを耳にします。

これは、曖昧な表現で意思を相手に伝えることを長年日本語の世界でやってきた日本人の口癖かもしれません。

しかし、聞き手からしてみると、これほど意思のはっきりしない表現はないのです。
ですから、もしそれが口癖なら、絶対に maybe は使用しないぞというぐらいの強い意思をもって、より明快に自分の意思を伝えるように心がけたいものです。

では、もし、No とはっきり否定することに本当に自信がなかったときはどうすればいいのでしょうか。
そのときは、まずNoと答え、No と言った理由の中にそうした気持ちをこめればいいのです。
No I don’t think so. However, I know there is the other opinion that is positive for this project. I would like to listen to consider more.
(そうは思いません。でも、このプロジェクトに肯定的な意見があることも知っています。ですから、さらに考えるためにその意見を聞いてみたいとは思っています)

などといえばいいのです。
要は、ただ曖昧に maybe と言って、そのままにしておくことが問題なのです。

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