It is a monoculture society, right? You have one language, one people, all of you look same. India, every place has different language, different people, Singapore is more…… It’s like a forest. Many different trees…… What should I do.
日本人と仕事をした海外の人から見た5つの課題とは
彼は、学生へのメッセージとして自分が日本人と仕事をしていたときの課題を5つ指摘してくれました。
確かにこれは今の日本の課題でもありましょう。あまりにも会議の運営方法や会議体の持ち方、さらにそこでのコンプライアンスを重視し、完璧主義を取るため、そこから誰も率先して前に進もうとしない組織環境が生まれ、その弊害が指摘されて久しいからです。
よく日本では情報共有の観点から、会議に多くの人が参加します。メールにCCを多く付けるのも日本人の特徴です。会議に参加している人の中には会議中に一言も喋らない人もかなりいて、そんな様子に海外の人は戸惑うわけです。
スピードと競争を求められるビジネスに適したコミュニケーション
自己主張を控えるために沈黙を好み、そのうえで変化によるリスクを回避するために、危険な要因を潰しながらコンセンサスをとって集団でビジネスを構築してゆくやり方は、確かに日本人の物事の進め方そのものでしょう。
そのために多くの人が会議に出席しながら、そこに上下関係などがあれば、若い人などは何も言えず、質問や指摘も少ないことは海外の人々から見れば奇異なものです。なぜこれだけ多くの人が何も語らずに会議に参加しているのか理解できないのです。
特にインド人のように、幼少の頃から自分を表現し、自己を主張することに慣れている環境に育った場合、日本のビジネス文化は彼らとは真逆のアプローチであるといえましょう。変化に即応し、試行錯誤を繰り返し、どんどん自己主張する欧米やインドのコミュニケーションスタイルが、スピード感をもって競争を生き抜く現在のビジネス環境に適しているのかもしれません。
グローバル環境に適応する人材を教育現場で開発するために
今回、とある有名大学で400名の学生を相手に5日間にわたって集中講義をしたときに、彼らも最初はバーラの指摘通り、沈黙し、質問やフィードバックもほとんどなく、誰がどんな専門を学習しているのかもすぐにはわかりませんでした。面白かったのは、そんな彼らを4人ずつのグループに分け、それぞれのグループで話し合ってもらうと、次第に意見を言うようになったのです。そして、だんだんと個人でも発言を躊躇しない傾向が見えてきました。
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今回の記事に登場したバーラへのインタビュー動画を YouTube にて公開しています。
前半⇒ https://youtu.be/84HW-pwii6c?feature=shared
後半⇒ https://youtu.be/ICqjt7MRsBg?feature=shared
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